捕り放題!?自然満喫食材調達ツアー(笑)
いらっしゃいませ~
ご訪問ありがとうございます!
漫画「ゴールデンカムイ」が期間限定読み放題と先週知り、ついつい読み漁ってしまったいっちぃです。
今週のお題は「肉」ということで、せっかくだからこの「ゴールデンカムイ」に絡めて語ってみようと思います。
「ゴールデンカムイ」とは野田サトル先生が週刊ヤングジャンプで連載している作品で、シリーズ累計1,700万部を売り上げるほどの人気漫画です。
作品のあらすじはこちらです。
莫大な埋蔵金を巡る生存競争サバイバル!!
舞台は気高き北の大地・北海道。
時代は、激動の明治後期。
日露戦争という死線を潜り抜け『不死身の杉元』という異名を持った元兵士・杉元は、ある目的の為に大金を欲していた…。
一攫千金を目指しゴールドラッシュに湧いた北海道へ足を踏み入れた杉元を待っていたのは、
網走監獄の死刑囚達が隠した莫大な埋蔵金への手掛かりだった!!?
雄大で圧倒的な大自然! VS凶悪な死刑囚!!
そして、純真無垢なアイヌの少女・アシㇼパとの出逢い!!!
莫大な黄金を巡る生存競争サバイバルが幕を開けるッ!!!!引用元:ゴールデンカムイ公式サイト
これだけ読むと、アクションもののような感じですが、「ゴールデンカムイ」の魅力はそれだけではありません。主人公の杉元がヒロインのアシㇼパと出会うことで、彼はアイヌの文化に触れていきます。その中でも重視されてるのが食べることなんです。出会う動物ごとに獲物を狩り、調理し、食べるシーンが何度もあります。シリアスな冒険の合間合間に狩猟や食事シーンなどの日常パートをはさみ、アイヌの文化やその奥にある思想を知ることができる作品でもあるのです。
さてさて、お肉といえば今やスーパーに行けば切られたものが売っていて、包丁を使わなくても調理できるような便利な時代ですが、昔は違っていました。私達が知る歴史では人類が現れたときから、生きていくためには獲物を狩り、その肉を食べることが必要だったのです。
「ゴールデンカムイ」に話を戻すと、この作品では狩猟の様子も丁寧に描かれています。
ウサギなどの小動物を捕まえるためには、その動物ごとの習性に合わせた罠や道具を用意する必要があること。
大型の動物を狩るときにはさらに経験や技術が必要になること。
また、獲物を狩るために山に入るということはクマなどに襲われる危険や雪山では遭難する可能性もあること。
生きていくためにお肉を手に入れる、その行為がいかに大変なものかを考えさせられます。そして、だからこそ犠牲となった命に感謝し、その命を無駄にせず大切に扱うこともまた描かれているのです。
今の日本ではそのような狩猟のある生活をしている人のほうが珍しいですよね。動物の命を頂くことを経験しようと思えば、それはお金を出して学ぶ機会をえるものとなっています。
肉は買って食べるもの。でも、その後ろには牛や豚などを育て、加工してくださる方々がいる。野菜を自ら育てて食べたり、魚を釣ってさばいたりするように、わかりやすくはないけれど、自分達のために確かに命を頂いている。
食事前の「いただきます」という言葉には「命をいただく」という意味があるそうです。私達のために犠牲となった命へ感謝し、だからこそできるだけ食材を無駄にしないようになりたいです。
これから子供達が大きくなって、いろんなことを学ぶようになった時に食べ物のありがたみを感じられる子供になって欲しいです。
「ゴールデンカムイ」は癖が強いので読む人を選びますが、先の見えない展開や手に汗握るバトル、自然の偉大さなどいろいろな要素の詰まった面白い作品です。もうすぐクライマックスを迎えるようですが、主人公の二人がどんな結末を迎えるのか楽しみです♪
(激しい戦闘だけでなく戦争の描写や野生動物に襲われる場面も出てくるので、嫌な予感がする方にはおすすめできません)
それでは、また次回!